8th Live パンフレットより Concertmasterによる曲目解説 その2

2nd set
walkin’ about
再び Thad Jonesのミディアムスウィングナンバー。
ピアノのイントロに続いて始まる、 brass sectionのハーモニーによるテーマが軽快な曲です。
テーマ、ソロのバッキング、トゥッティ、全編にわたってbrass sectionの様々な表情が楽しめます。
一方、sax sectionは何をしているのかというと・・・ほぼ何もしていない。というある意味斬新な譜面です。
そのかわりといっては何ですが、2つのソロスペースはsax sectionが務めます。

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8th Live パンフレットより Concertmasterによる曲目解説 その1

曲目の解説
普段あまりビッグバンドを聞かない方もいらっしゃると思いますので、曲の解説を書きました。興味を持っていただけたら幸いです。

1st set
all of me
元々は Gerald MarksとSeymour Simons によって 1931年に書かれたポピュラーソングですが、非常に多くのジャズミュージシャンによって取り上げられ、最も有名なジャズスタンダードの一つと言える曲となっています。

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8th Live パンフレットより Bandmasterあいさつ

またこの季節がやって参りましたね!
のんびり屋な我々ですが、この1年間は⼈が変わった様に勤勉だった気がします。
規則正しい生活は、気持ちをポジティブにさせてくれるのでしょうか?
そんな前向きな気持ちから、2012年8月にはすみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバルに参加し、
オープンしたばかりの東京スカイツリーの真下で演奏しちゃったりしました。
その時のキャッチフレーズは「80年代メルルイスや現代的アレンジをにこやかに演奏」でした。
本日も 「出来るだけ自然な笑顔」 でお送りしたいと思いますので、
会場の皆様も 「最後まで笑顔キープ」 でお願いします。
さて、今回はどのような”引用と創造”が繰り出されるでしょうか?
ぜひごゆっくりと、お酒やお食事とご一緒にお楽しみください。
Bandmaster 原島智之