「駒場から駒場まで、20年」その4

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それで、秋の学祭に向けて、バンドを結成する事になりました。

一番の目的は、make me smileを演奏するという事。

そんなに、好きなんかい!

と言われそうですが、そんなに好きなんです。。

make me smileの話はまたするとして。


 

 

学祭用フルバンを作る事になり、最初に思ったのは、

「自分にとって最高だと思えるメンバーを集めて、
昔からどうしても演奏したかった曲を、
素晴らしく(笑)演奏する!」

という夢のプランでした。

その考えに捕らわれてからは、とにかくどうやってやろう・・
誰に声かけよう・・
make me smile以外の曲は・・
と、そのバンドの事ばっかり考えていました。

誰に声をかけたら良いのか、については、かなり脳内で色々な組み合わせを考えました(超楽しい)。

最高のメンバーとなると、”最高”な訳だから、
僕は直接知らない人でもツテを辿ってお願いしてみようかとか、
結構大胆なことまで(なにせ妄想ですから)考えたりしました。

勝手にお名前を出して大変恐縮ですが、トランペットの羽毛田さんにもお声をかけたいなあとずっと思っていました。
羽毛田さんとは、今はもう無い5練という個人練習室で良く一緒になり、ニコニコとあのスマイルで話しかけて頂いたり、ちょっとした交流はありましたが、一緒に演奏するとなると。。。
引き受けてくれるだろうか・・・と、二の足を踏んでしまい、結局は言い出しそびれて(I Can’t Get Started 違うな。言い出しかねて、か)。

あと、これは口に出した事があるかどうかも分からないのですが、お願いしたいなと切望していた人がおりまして。
こちらも勝手にお名前を出して大変恐縮なのですが、

なのですが、

ごめんなさい、名前が思い出せない・・(顔とプレイは思い出せるのに。。。土下座)
ええと、僕と同じ代のロイヤルでアルトをバリバリバリとかっこ良く吹いておられた人です。
ロイヤルのギルサウンドの中で、ソロが超かっこよくて、もうたまらんーと思って、お願いしてみる?みる?と
妄想上は激しく萌えました。が、こちらも実際の行動には移せませんでした。
せっかくなので、JARTの4大学が揃ったら良いのになという気持ちもありましたが、そもそもそのアルトの方とはそれほど交流を持つことも出来てなかった、というのもありまして。また、ギルエヴァンスばりばりの人が、果たしてサドメルという全く違った音楽をやってくれるのだろうか、はて。と非常に弱気になってしまったのでした。

そんな、色々な妄想を日々重ねたり。

しかし。知らない人にまで依頼は出来ないな、やはりJARTの交流ある人達と演奏しようと、妄想のぶり返しが寄せられ、近しい皆々様にお願いを始めました。

そんな時に、私の自宅に電話がかかってきたのでした(携帯はまだない)。
それが星加さんという当時D年の女の子だったのですね。
要件は非常にストレートでした。
「サドメルバンドをやると聞きました。私も入れてください。」という直球のもので、私は胸を打たれました。

ちょうど、私は妄想からの返す波に乗っており、やりたいと言ってくれる人にお願いしようと、決意を固めた所だったので、
当時ジュニアバンド所属だったと思うのですが、やりたいと言って電話かけてきてくれる程の熱意なら、と思いお願いすることにしました。

あと、F年とG年が並ぶ面子に混ざり、D年の女子がいたら、これはこれで事件だ、絵ヅラもいいな、という、、、
こすい?というか、なんというのでしょう、楽しい性格なものですみません(開き直る)。

でも、
よーくよーく思い返すと、20年を思い返しますと、こちらからお願いして演奏していただけませんか?一緒にやりませんか?と(当たり前の話ではあるんですが)打診する事は数多くあれど、
電話をかけてきてまで直接お願いされた事というのは、ただ一度だけ。
なんて素晴らしい提案だったのだろう。星加さん、あの時は電話をかけてきてくれて、ありがとう!

make me smile jazz orchestra returns at Komaba, Tokyo Univ. first in 20 years

http://mmsjo.com/event/make-me-smile-jazz-orchestra-returns-at-komaba-tokyo-univ-first-in-20-years

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