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それは置いておいて。
さて、make me smile jazz orchestraという名前について少々。
このバンド名は、第一回目のライブの時から、このように命名しておりました。
とにかくmake me smileが演奏したかったんですよね。
恐らくですけど、JJWの中では僕たちが最初に演奏したのではなかろうかと推測します。というのは、当時の譜面リストにのってなかったから(最初の演奏といっても、レギュラーとかでは無い、単なるF年バンドですが) 。
それで、make me smile, make me smileとつぶやきながら過ごしていたら、make me smile jazz orchestraという名前を思いつきました。
素晴らしい名前じゃないでしょうか!(自画自賛 しーん)。
これも記憶違いだったりして。。
(長崎さんからは、自分が付けたんじゃ?と言われました。が、そうだっけな〜?いろいろな事が記憶の底に)
しかし、名前をつけると、軌道に乗るのかな。
ある種の方向性が指し示されたというか。この曲を中心にして演奏を飛び飛びながら続けてこられました。
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このmake me smile jazz orchestraというバンド名について、大好きなエピソードがあるのですが、それを書いても良いですか?(書くのですが)
前身をthad/melとする現在のvanguard jazz orchestraが初来日したのは、2009年のこと。熱狂的な聴衆によって迎えられ、ライブが大盛況だった事はメンバーの皆さんにも衝撃だったようで、ニューヨークに戻ってから参加出来なかったメンバーに伝えたそうです。
ですが、みな曲名を知ってて答えてくれるとか、そういった事を言っても「ふーん」とか薄い反応。なかなか日本の熱狂が伝わらない。
それが、そんな反応の薄いメンバーでも、「日本にはmake me smileっていうバンドがあるんだ」って言うと、目を丸くして”wow”て言うんだって。
私、この話が異常に好きで(笑)。
この名前にしておいて良かったなって思いました。ある種、奇天烈さの象徴として。
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それから、John MoscaとDouglas Purvianceに去年インタビューを試みました。そうしたら、その途中でDouglasから逆に聞き返された事がありました。
「これはシリアスに聞きたいんだが、君達はどうしてそこまでmake me smileにこだわるんだ?」(真剣ながらも嬉しそうでしたが)
遠く離れた日本で、ある曲が熱狂的に愛され、バンド名として祀りあげられる。それが不思議なのでしょう。だが、その本当の理由は私にもうまく説明が出来ない。
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インタビューが終わり、今日make me smileを演奏するので、冒頭のパーカッションを一緒に叩いて欲しいとJohn Moscaに言われました。ここ何年か、Johnにそそのかされ、毎年パーカッションを叩いているのです。
ですが、やっぱり、おこがましいというか、恥ずかしいというか、何て思われるか気掛かりでもあるし、「今年はもういいんでは」的なことを言ったのです。
そうするとJohnは少し考えた後、私達のほうを向き、こう言いました。
「やはり是非やりたい」と。
あの鋭く険しい目をした(が、目つきは優しい)Johnに気圧され、私はそこまで言われるならば、やらなくてはならないと決意しました。
そして今年は、我々メイクミーの面々のみならず、69ersの先輩である山田さんと河野さん、それからJJW現役の賈さん(ちゃさん、なんて良い名前なんだろう!)と小花さん(読めない。でもこちらも良い名前だなあ)と一緒にパーカッションを叩きました。
これらは、make me smile が連れていってくれた場所の幾つかです。
他にも、この曲がもたらしてくれた幸せな瞬間が沢山ありました。ライブの途中でふと訪れる至福の瞬間。伊達くんの素晴らしいアルトの音色。ビブラスラップのカー・・・といういななきと共に起こる笑い声。
これからもきっと、この曲がちょっとしたsmileや楽しい瞬間を、沢山の人のもとへ送り続けることになるでしょう。そうしたら、いつか晴れた日に・・・。
そんなこんなで、僕達は、まだ体験していない見知らぬものを掴もうと、頑張っております。いろんな困難に逆らいながらですが~
make me smile jazz orchestra returns at Komaba, Tokyo Univ. first in 20 years
http://mmsjo.com/event/make-me-smile-jazz-orchestra-returns-at-komaba-tokyo-univ-first-in-20-years